栂池自然園｜トレッキングレポート

栂池自然園 / 晴2018.06.04

昨日から気温が大幅に上がり、今朝はジャケットが要らず薄手の長袖シャツで十分でした。自然園の入口からピンク色のリボンを辿っていくと、この時期にしか歩けないワタスゲ湿原の真ん中へ。楠川の手前にあった大きなホール内にはミズバショウがたくさん咲いていました。
[栂池自然園・ワタスゲ湿原]
水の音が耳に涼やかな楠川の周辺にはまだまだ雪が豊富に残っていました。川には既にしっかりした橋が掛けられ安心して渡れました。ただし、その先の簡易トイレはまだ設置されておらず、入園前の栂池ビジターセンター横のトイレが”最終”となっています。
[栂池自然園・楠川]
雪上をヤセ尾根に向かって登って行き、モウセン池手前の開けた斜面で振り返ると自然園を一望できました（写真）。照り返しが強く、サングラスは必須。足元は冬の感覚ですが、北アルプスの斜面は緑色が濃くなり夏の装いへと変わりつつありました。
[栂池自然園・銀命水～モウセン池]
雪のないヤセ尾根では数多くの高山植物が見られました。吹き上げてくる風が気持ち良い南側の急斜面ではシラネアオイが見頃（写真）。急な階段ではコイワカガミとミツバオウレンが、展望台まで上るとオオカメノキとムラサキヤシオツツジが咲いていました。
[栂池自然園・ヤセ尾根]
残雪は適度に締まって沈み込まず、平坦なところでは歩きやすかったです。下り斜面はスリップしやすかったので踵を効かせてゆっくり進みました。木道が雪に覆われたところでは踏み抜きに注意。レポーターは自然園を巡る間に中央の隙間を2度踏み抜いてしまいました。
[栂池自然園・浮島湿原]