栂池自然園｜トレッキングレポート

栂池自然園 / 曇2017.07.26

すっきりしない天候が続き、今朝も早いうちから厚い雲が空を覆い園内の高山植物たちは露をまとっていました。各湿原ではヒオウギアヤメが数を増やしていて、ミズバショウ湿原の群生は特に見応えがありました。
[栂池自然園・ミズバショウ湿原]
20℃前後の気温が保たれひんやりとし、天然のクーラーのよう。快適にトレッキングする途中には長袖など夏を感じさせない服装の人も見かけました。ガスは展望湿原へと進むに従って濃くなり、霧雨が降ることもありました。
[栂池自然園・ワタスゲ湿原]
浮島湿原ではヒオウギアヤメ、見頃のニッコウキスゲに加え、クルマユリ（写真）も見られるようになりました。輪生した葉が特徴で、鮮やかなオレンジ色の大きな花弁が広い園内でひときわ目立ちました。他にもオタカラコウやカラマツソウ等、比較的背丈のある高山植物が主役になって来ています。
[栂池自然園・浮島湿原]
一方、各湿原を結ぶルートでは小さな花々に惹かれました。ワタスゲ湿原～浮島湿原間の日陰になったところには白く透き通ったギンリュウソウが。この後、8時40分過ぎに展望湿原に着きましたが、北アルプス方面はガスで真っ白でした。
[栂池自然園・ワタスゲ湿原～浮島湿原]
夏休みシーズンとあって団体のお客様とよくすれ違いました。帰りのロープウェイに乗った10時頃にはピストン運転となっており、山麓駅では外の階段にまで列が伸びていました。ところで、8/31（木）までは小学生以下のお子様を対象に「トレジャーハンティング」が行われています。
[栂池自然園・栂池ロープウェイ山頂駅]