白馬大池 / 曇2020.07.14
今季初の登山レポは白馬大池へのトレッキングです。7時40分の栂池自然園前の気温は+11℃と低く、長袖のジャケットがないと寒いくらい(※天狗原までの様子は栂池レポへ)。白馬乗鞍岳東斜面の下部ではウラジロナナカマドが、中部ではチングルマが、上部ではキバナノコマノツメ(写真)とベニバナイチゴが目立ちました。
[白馬大池への登山道・白馬乗鞍岳東斜面]
天狗原までの登山道では高曇りの空の下、白馬三山の稜線を望めました。9時頃から湧き上がるガスにより眺望が遮られる時間が長くなりました。白馬乗鞍岳山頂周辺にはゴゼンタチバナやハクサンシャクナゲ、シナノキンバイが。山頂ではガスを含んだ弱風がひんやりとして、開けた視界も相まって爽快な気分に浸れました。
[白馬大池への登山道・白馬乗鞍岳山頂]
白馬大池へ向かって下り始めた時、ルートの直ぐ脇から現れたメスのライチョウが、地鳴きしながら駆け回る3羽のヒナを追ってハイマツ帯をゆっくりと歩いていました。思いがけない出会いに、居合わせた人達は興奮しつつも声を抑えてカメラを向けていました。
[白馬大池への登山道・白馬大池]
ここまでの登山道と同様に白馬大池周辺の雪も残りわずかでした。ところで、7/15(水)から 白馬大池山荘 の営業が始まります。今年度は宿泊定員を大幅に減らし、小屋泊・テント泊共に完全予約制となっており、7~8月の週末は既に定員に達している日もあるため、登山計画を立てる際はご注意ください。
[白馬大池]
[白馬大池]
*所在地 … 長野県北安曇郡小谷村
*登山口 … 栂池自然園
*下山 … 栂池自然園
※入山の際には必ず入山届けを管轄の警察へ提出し、経験のない方は必ずガイドと同行ください。初心者のみの入山は絶対にしないで下さい。
※装備 … バックパック、雨具、ダウンジャケット、タオル、着替え、ザックカバー、食糧、持病薬、手袋、サングラス、日焼け止め、携帯電話、軽アイゼン、ゲイター等