乗鞍岳 / 晴2019.10.07
北アルプス最南端にある乗鞍岳へ。長野県側の玄関口・乗鞍高原観光センターからのシャトルバス(往復大人2,500円、小学生1,250円)に乗ること約50分で標高2,702mの畳平(写真)に着きました。主峰の剣ヶ峰(3,026m)に向かう前に、乗鞍23峰の1つである富士見岳(2,817m)に登りました。
[富士見岳]
麓では厚い雲が上空を覆って細かな雨が降っていましたが、標高を上げると2,400mあたりで雲上に抜けられました。歩き始めて1時間ほどのところにある肩の小屋(※食堂、売店、トイレ有)からは、剣ヶ峰(写真左上)と朝日岳(写真手前、2,975m)の山容がはっきりと望めました。
[肩の小屋]
朝日岳~蚕玉岳(こだまだけ、2,979m)~剣ヶ峰の稜線では西寄りの風がやや強くガスも伴い、立ち止まると肌寒さを感じました。手軽に登れる3,000m峰とあって登山者が非常に多く、剣ヶ峰頂上には山頂標識との記念撮影の順番待ちで約50mの列ができていました。
[剣ヶ峰]
乗鞍エコーライン沿いが紅葉のピークを迎えていたので、肩の小屋口バス停から登山道を歩いて下りました。森林限界(約2,500m)より上のハイマツ帯では、幾筋もの小さな沢に沿って赤や橙に色づくナナカマドがとても美しかったです。
[位ヶ原]
標高を下げるほどに周囲の木々の樹高が高くなって行きましたが、あるところで急に視界が開けて(写真)斜面一帯がダケカンバの黄色に染まる光景に出会えました。その後は深い森の中を30分ほど歩いて位ヶ原山荘に到着。そこからはシャトルバスで乗鞍高原観光センターまで下りました。
[位ヶ原]
[乗鞍岳]
*所在地 … 長野県松本市、岐阜県高山市
*登山口 … 畳平
*下山 … 位ヶ原山荘
※入山の際には必ず入山届けを管轄の警察へ提出し、経験のない方は必ずガイドと同行ください。初心者のみの入山は絶対にしないで下さい。
※装備 … バックパック、雨具、ダウンジャケット、タオル、着替え、ザックカバー、食糧、持病薬、手袋、サングラス、日焼け止め、携帯電話、ゲイター等