爺ヶ岳(vol.1) / 晴2018.07.19
晴天予報に誘われて後立山連峰の一つである爺ヶ岳(2,670m)へ。平日にも関わらず柏原新道登山口の駐車場は5時半頃に8割方が埋まっていました。約1時間でケルンを通過した頃、登山道脇にイワカガミやゴゼンタチバナ、シロバナハナニガナ(写真)、ハクサンオミナエシが見られるようになりました。
[柏原新道]
ケルンまでは樹林帯のため蒸し暑かったですが、それ以降は風通りが良くなりました。ケルンから1時間半ほどのところにあった残雪はしっかりと整備され1人分のルートが確保されていました(写真)。ただしここは落石が多いため慎重かつ速やかに通過しました。
[柏原新道]
やがて強い日差しが常に感じられるようになりました。最後の急登である鉄砲坂を過ぎると高い木がなくなり一気に視界が開け、見上げると種池山荘直下の斜面にコバイケイソウが群れ咲いていました。
[種池山荘]
振り返れば、三大雪渓の一つである針ノ木雪渓と針ノ木岳(2,820m、写真左奥)、鳴沢岳(2,641m)を望むことが出来ました。種池山荘手前の斜面にはコバイケイソウの他にもキジムシロやチングルマも咲き、デジカメやスマホを取り出し撮影する姿が見られました。
[種池山荘]
登り始めて約3時間で種池山荘に到着。山荘のベンチは大休止を取る登山者で賑わっていました。レポーターもここで休憩を取りつつエネルギー補給した後、爺ヶ岳南峰(2,660m)に向かいました。(※続く)
[爺ヶ岳南峰へ続く稜線]
[爺ヶ岳]
*所在地 … 長野県大町市、富山県中新川郡立山町
*登山口 … 柏原新道登山口
*下山 … 柏原新道登山口
*行程 … 柏原新道登山口5:50 – ケルン6:50 – 水平道7:50 – 種池山荘8:40 – 爺ヶ岳南峰9:40 – 種池山荘10:50 – ケルン11:50 – 柏原新道登山口13:30
※入山の際には必ず入山届けを管轄の警察へ提出し、経験のない方は必ずガイドと同行ください。初心者のみの入山は絶対にしないで下さい。
※装備 … バックパック、雨具、ダウンジャケット、タオル、着替え、ザックカバー、食糧、持病薬、手袋、サングラス、日焼け止め、携帯電話、軽アイゼン、ゲイター等