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唐松岳/ 晴2017.10.27

17102601_tozan丸山ケルンから新雪に埋もれた夏道を進んで行きます。既に踏まれた部分は概して歩きやすかったものの、柔らかな箇所ではヒザ下まで沈み込むことがありました。稜線に出ると日差しがさらに強く感じられ、雪の照り返しも相まってサングラスが手放せませんでした。
[唐松岳登山道]
17102602_tozan南方に目をやれば、どっしりとした山容が特徴的な五竜岳(2,814m)の中遠見山(2,037m)まで白くなっているのが分かりました。足元に広がる真っ新な雪面を見ていると冬シーズンが待ち遠しくなります。日中にかけては気温が上がり雪が徐々に水気を帯びていきました。
[唐松岳登山道]
17102603_tozan前日(10/25)に降った雪により丸山ケルンから30分ほど歩いたところでトレースが消え、そこからはラッセルとなりました。10/14(土)で今季の営業を終了した唐松岳頂上山荘手前では急斜面を横切る区間が…!登山道を見失った時、迷ったり滑落したりする危険を避けるには途中で引き返す勇気が必要なこともあります。
[唐松岳登山道・唐松岳頂上山荘]
17102604_tozan12時頃、唐松岳頂上山荘に到着。丸山ケルンから1時間ほどで標高2,620mに達すると、目の前には剱岳(2,999m)や立山・大汝山(3,015m)を始めとする立山連峰の大パノラマが広がりました。白い峰々が連なる様子は圧巻で、ここまでの疲れが吹き飛びました。
[唐松岳登山道]
17102605_tozan途中でお会いした東京都と長野県安曇野市からの山岳レンジャー3人組は、このあとバックに聳える唐松岳山頂(2,696m)へ向かわれました。八方池山荘からここまでのコースタイムは、夏季より約1時間長い約3時間半。下山時はすっかり雪が緩んでいたので、不用意に雪を崩さないよう注意しました。
[唐松岳山頂]

 

[唐松岳]
*所在地 … 長野県北安曇郡白馬村、富山県下新川郡宇奈月町
*登山口 … 八方池山荘
*下山 … 八方池山荘
※入山の際には必ず入山届けを管轄の警察へ提出し、経験のない方は必ずガイドと同行ください。初心者のみの入山は絶対にしないで下さい。
※装備 … バックパック、雨具、ダウンジャケット、タオル、着替え、ザックカバー、食糧、持病薬、手袋、サングラス、日焼け止め、携帯電話、ゲイター、アイゼン等

 

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