唐松岳/ 曇2017.09.08
丸山ケルンで少し休んだ後、10時半に唐松岳へ向けて出発。標高2,300m以上では上空に雲が滞留して日が陰ることが多くなり、また冷たい風も吹いていたので、薄い上着を脱ぐことはありませんでした。この頃から続々と丸山ケルンに登山客が到着し始め、下山する人ともすれ違うようになりました。
[唐松岳登山道・丸山ケルン付近]
緩やかな尾根伝いの山道を登っていきます。歩く速度が自然と上がりましたが、幅が狭いためすれ違いの際は谷側に寄り過ぎないよう注意しました。草木の緑がぐっと減るガレ場ではトウヤクリンドウ、オヤマリンドウ、ミヤマコゴメグサが力強く咲いていました。
[唐松岳登山道]
唐松岳頂上山荘(2,620m)に着いた11時20分頃、既に休憩をとる人の姿がありました。山荘の手前から雲の中に入り視界は真っ白…。気温は12℃でしたが、強風とガスで体感的にはもっと寒く感じました。
[唐松岳登山道・唐松岳頂上山荘]
唐松岳頂上山荘から唐松岳山頂へ向かう道中で特別天然記念物であるライチョウに出会いました。冬毛である白い羽毛が見え始めており、可愛らしい姿に癒されました。冬になると全身が真っ白になりますが、足まで羽毛が生えるのは他のキジ科の鳥にはない特徴です。
[唐松岳登山道]
その後、20分ほどで唐松岳山頂(2,696m)に辿り着きました。残念ながら眺望は得られなかったものの、食事をとったり記念撮影をしたりする姿が見られました。三重県と東京都からのお2人はこれから五竜岳へ向かうとのことでした。
[唐松岳山頂]
[唐松岳]
*所在地 … 長野県北安曇郡白馬村、富山県下新川郡宇奈月町
*登山口 … 八方池山荘
*下山 … 八方池山荘
※入山の際には必ず入山届けを管轄の警察へ提出し、経験のない方は必ずガイドと同行ください。初心者のみの入山は絶対にしないで下さい。
※装備 … バックパック、雨具、ダウンジャケット、タオル、着替え、ザックカバー、食糧、持病薬、手袋、サングラス、日焼け止め、携帯電話 等