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五竜岳(vol.4) / 晴2016.07.15

16071013_goryu五竜山荘で大休止のあと五竜岳山頂(2,814m)に向けて出発しました。通常は1泊2日の行程となる五竜岳周辺は、昨日の雨の影響で人が少なめ。しばらくは歩きやすい道が続き、やがて岩稜らしい雰囲気になり勾配が増しました。
[五竜山荘付近]
16071014_goryu両手両足を使って岩をよじ登る箇所が増えてくると山頂まではあと少し。体感的に垂直に感じられる箇所もあります。岩場に慣れた方なら何てことはないのですが、慣れない方からすると命がけ…。実際にガイド登山では、このあたりはタイトロープ(※ガイドと参加者がロープで結び合う)で登ることになります。もちろん一歩間違えば命の保障はありません。
[五竜岳山頂直下]
16071015_goryu最後の岩場を抜けると山頂です。ここまで望めなかった鹿島槍ヶ岳の雄姿を望むことができ、唐松岳からとはひと一味もふた味も違った風景に言葉が出ませんでした。山頂では長野県伊那市からの登山者にポーズ写真を。実はこの方も当レポーターとほぼ同じ時間に黒菱を出発し日帰りで登頂されたとのことです…タフですね(笑)
[五竜岳山頂]
16071016_goryu本日の行程はピストンなので、五竜岳山頂は”折り返し地点”。そう考えると気が滅入るのですが、先に進まなければ帰れません。遭難の8割以上が下山中に起こるので、気を引き締め直してから下り始めました。そして、嫌でも視界に入る唐松岳への登り返しが本日最大の難関となります。(完)
[五竜岳山頂直下]
map_vol4

 

[五竜岳]
*所在地 … 富山県黒部市、長野県大町市
*登山口 … 黒菱
*下山 … 黒菱       

 

※入山の際には必ず入山届けを管轄の警察へ提出し、経験のない方は必ずガイドと同行ください。初心者のみの入山は絶対にしないで下さい。

 

※装備 … バックパック、ヘッドランプ、予備電池、ライター、地図、コンパス、雨具、ダウンジャケット、タオル、着替え、ザックカバー、食糧、持病薬、手袋、テント、寝袋、サングラス、日焼け止め、テルモス、ストック、ヘルメット、携帯電話等

 

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