五竜岳(vol.3) / 晴2016.07.14
その後は地味な登りが続きました。疲れが出て来たこともあり、少し歩いては立ち止まり呼吸を整える…を繰り返すようになりました。登山では苦しい場面に遭遇しがちです。その時は一歩一歩、数を数えて、例えば50歩歩いたら立ち止まって息を整える(※30歩でも100歩でもOK)を繰り返すのが効果的!是非お試しを。
[唐松岳~五竜岳の稜線]
ついに五竜山荘に到着。唐松岳頂上山荘から休憩なしでやって来たので喉はカラカラ、おなかはペコペコでした。五竜山荘で大休止を取り、本日の目的地、五竜岳山頂までは一気に登ろうと思いました。
[五竜山荘付近]
五竜山荘からシラタケ沢を見下ろすと例年よりもやはり雪が少なく感じました。以前この時期に来た時には「この沢を滑りたい!」という衝動に駆られましたが今回は…。雪と緑のコントラスト、見事な雲海が織りなす景色にしばらく浸りました。
[五竜山荘付近]
「あれ?カエルの鳴き声が聞こえる?」と思いきや、ライチョウの親子でした。子ライチョウはまだ人の手より少し大きい程度で一生懸命飛ぶ練習をしていました。自慢ではありませんが、当レポーター、五竜岳でのライチョウ遭遇率100%を維持しています。
[五竜山荘付近]
[五竜岳]
*所在地 … 富山県黒部市、長野県大町市
*登山口 … 黒菱
*下山 … 黒菱
※入山の際には必ず入山届けを管轄の警察へ提出し、経験のない方は必ずガイドと同行ください。初心者のみの入山は絶対にしないで下さい。
※装備 … バックパック、ヘッドランプ、予備電池、ライター、地図、コンパス、雨具、ダウンジャケット、タオル、着替え、ザックカバー、食糧、持病薬、手袋、テント、寝袋、サングラス、日焼け止め、テルモス、ストック、ヘルメット、携帯電話等