五竜岳(vol.2) / 晴2016.07.13
稜線上のシャクナゲがちょうど見頃を迎えていました。存在感のある花弁はすぐに痛んでしまうため、きれいな様子を見られる期間はごくわずか。キヌガサソウやショウジョウバカマ、ミヤマシオガマ、コイワカガミといった赤やピンクの花も印象的でした。
[唐松岳~五竜岳の稜線]
荒々しい岩場を抜けて鞍部まで来ると比較的背の高い木が増えます。風を遮ってくれるのは良いのですが、虫が多くなって顔の周りにまとわりつきました。何匹の虫が口に入ったことか…気になる方は虫除けスプレーや虫除けネットのご用意を。
[唐松岳~五竜岳の稜線]
進むにつれて、はるか遠くに見えていた五竜岳が近づいてきました。場所によっては時々強風が吹きましたが、概して天候は安定しており、東方には雲海がずっと残ったままでした。ところで、五竜岳は麓から望むと切り立った雄々しい山容ですが、山上からは角度により大らかに見えます。
[唐松岳~五竜岳の稜線]
昨日の雨の影響もあってか唐松岳頂上山荘~五竜山荘の縦走路では行き交う人が少なく、晴天のもと稜線を独り占めした気分になりました。来週末の三連休(7/16~18)は多くの登山客で賑わうことでしょう。
[唐松岳~五竜岳の稜線]
[五竜岳]
*所在地 … 富山県黒部市、長野県大町市
*登山口 … 黒菱
*下山 … 黒菱
※入山の際には必ず入山届けを管轄の警察へ提出し、経験のない方は必ずガイドと同行ください。初心者のみの入山は絶対にしないで下さい。
※装備 … バックパック、ヘッドランプ、予備電池、ライター、地図、コンパス、雨具、ダウンジャケット、タオル、着替え、ザックカバー、食糧、持病薬、手袋、テント、寝袋、サングラス、日焼け止め、テルモス、ストック、ヘルメット、携帯電話等