諏訪大社 / 晴曇2020.09.15
全国各地にある諏訪神社の総本社= 諏訪大社 は日本最古の神社の一つであり、諏訪明神は風と水の守護神で五穀豊穣を祈る神として、また武勇の神として信仰されて来ました。諏訪湖の南にある上社(本宮と前宮)と北にある下社(春宮と秋宮)の4社からなり、804年桓武天皇の御代から続く7年に一度の 御柱大祭 でも有名です。
[諏訪大社・下社秋宮]
各社殿の四隅には御柱(おんばしら、写真)と呼ばれる4本の樅の木の柱が立てられています。この御柱は寅と申の年に建て替えられ、その一連の行事が御柱大祭(おんばしらたいさい)という訳。人がまたがった御柱を急斜面に落とす勇壮な「木落し」は次回、2022/4/8~4/10に行われます。
[諏訪大社・下社春宮]
上社本宮の北参道には「社乃風」と呼ばれるショップや飲食店が立ち並んだところがあります(写真)。針葉樹に囲まれた境内とは異なり、ここの街路樹は少し色づいていました。大きな鳥居を抜け正面の階段を上れば幣拝殿に入れます。東参道の布橋(※屋根付きの廊下)は保存修理工事のため今日は通れませんでした。
[諏訪大社・上社本宮]
秋宮にある三方切妻造りの神楽殿(写真)の注連縄(しめなわ)は13mもあり、出雲大社型では日本一の長さと言われています。ちなみに1.7mもある狛犬も青銅製では日本一の大きさ。尚、諏訪大社には本殿がなく、代わりに秋宮はイチイの木を春宮は杉の木を御神木とし、上社は御山を御神体として拝しています。
[諏訪大社・下社秋宮]
[諏訪大社]
*場所 … 長野県諏訪市中洲宮山1(上社本宮)、長野県茅野市宮川2030(上社前宮)、長野県諏訪郡下諏訪町193(下社春宮)、長野県諏訪郡下諏訪町5828(下社秋宮)
*参拝可能期間 … 通年
*駐車場 … 上社本宮、上社前宮、下社春宮、下社秋宮いずれも無料