高瀬渓谷 / 晴2018.10.23
高瀬渓谷は、高瀬川沿いに大町ダム(標高890m)から、七倉ダム、高瀬ダム、最奥の秘湯・湯股温泉(晴嵐荘、標高1,534m)まで続く、県内有数の紅葉の景勝地です。マイカーで行ける七倉駐車場からは4人まで乗り合わせできるタクシーに乗ります(※片道約2,200円、所要時間約15分)。朝方静かだった林道には、8時半頃からダム関係者の車両(写真)と観光客を乗せたタクシーが行き交うようになりました。
[高瀬ダム]
レポーターは歩いて高瀬ダムの最上部へ。早朝は気温+3℃と冷え込み風もあって寒く、最初のトンネルでは吹き抜ける冷たい風にさらされて耳が痛くなりました。約1時間で高瀬ダム堤体下部に達し、そこから30分弱でダム最上部(写真)に着きました。
[高瀬ダム]
高瀬ダムではエメラルドグリーンの湖面と美しく色づいた周囲の紅葉が調和して思わず感嘆の声が漏れました。高さ176mの高瀬ダムは石を積み上げたロックフィルダムで、黒部ダムに次いで日本で2番目に高低差のあるダムです。そこから濁沢の滝へと続くトンネルを抜けると、高瀬川の源である槍ヶ岳がよく望めました。
[高瀬ダム周辺]
高瀬ダムから濁沢の滝までの「濁沢トレッキングコース」は片道30分弱といったところ。濁沢の滝周辺の紅葉が格別で、また豪快に流れ落ちる水の音にも癒されました。尚、高瀬ダム~湯股温泉(晴嵐荘)の「湯股トレッキングコース」はダム湖畔の散策道を通って片道約2時間半のコースです。
[濁沢の滝]
日が高くなる10時頃には気温が上がり過ごしやすくなりました。高瀬ダムでタクシーを降りた観光客はトンネルを抜けて歩いて10分弱のところにある吊り橋(不動沢橋、写真)までか、濁沢の滝まで行く人がほとんど。七倉ダムや大町ダムはまだ「色づき半ば」で、これから11月上旬にかけて楽しめると思いました。
[不動沢・不動沢橋]
[高瀬渓谷]
*場所 … 長野県大町市平高瀬入
*期間 … 通年(※冬季は雪のため通行不可)
*交通 … 信濃大町駅から七倉山荘まで約30分
七倉山荘前から高瀬ダムまでタクシーで約15分(歩いて約1時間半)
*駐車場 … 50台(七倉山荘前、無料)