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松崎和紙 / 雨2018.09.26

18092601_kanko手すき和紙を製造する「松崎和紙」(大町市)。その工房は、ご主人から和紙を作る工程や道具等の説明を聞きながら無料で見学できます。原料の楮(こうぞ)の繊維が入った水槽から1枚の和紙が漉きあがるのはわずか2~3分でした。
[松崎和紙]
18092602_kankoこの日は赤色や黄色の木の葉をあしらった和紙が作られていました。漉きたての和紙はとても薄く、表面が瑞々しく輝いていてきれい。手際よく均一な厚さの和紙を作り出す職人の技を目にして思わず感嘆の声が漏れました。
[松崎和紙]
18092603_kanko工房では手すき和紙作りの体験も可能。楮で満たされた小ぶりの水槽を使い、入門コースは葉書サイズの小さな木枠(写真内左側の木枠)を使います。本格コースになると枠のサイズは卒業証書大と大きくなり(写真内右側の木枠)、出来上がった和紙の用途も広がります。
[松崎和紙]
18092604_kanko工房の奥の別棟は和紙で作った製品の売り場になっており、箸入れ(200円)、コースター(400円)、小物入れ(600円~)、茶筒(500円~)など様々なものが並んでいました。尚、松崎和紙の製品は周辺のホテルやショップで買うこともできます。
[松崎和紙]
18092605_kanko松崎和紙の歴史は古く、長久三年(1042年)の平安時代にまで遡ります。野生の楮を使用して国宝仁科神明宮の祭用に作ったのが始まりとされ、長きに渡りその技術が受け継がれています。そんな歴史ある工房の見学や和紙作り体験はきっと心に残ることでしょう(※外観写真のみ夏の撮影)。
[松崎和紙]

 

[松崎和紙]
*場所 … 長野県大町市社6562
*営業期間 … 通年(不定休)
*営業時間 … 8:00~17:00
*体験料金 … 入門コース1,000円、本格コース1,500円、和紙工芸品制作コース1,000円~(各要予約)

 

reported by Snownavi