真田宝物館 / 晴2016.05.18
武田信玄が上杉謙信と戦うための拠点として築かせた海津城(※1711年から「松代城」)。真田信繁(幸村)の兄、真田信之が1622年に上田から移封されて以来、真田氏10代が城主となり、周囲は松代藩の城下町として発展しました。現在、櫓門・木橋・石垣・土塁・堀などが復元され、春には桜の名所となっています。
[松代城跡]
真田宝物館(さなだほうもつかん)は、その松代城跡から歩いて3分ほどのところにあります。真田家伝来の武具や古文書、大名道具など約5万点を収蔵し、まさに”真田家の歴史を今に伝える”ミュージアムです。
[真田宝物館]
今年、松代町ではNHK大河ドラマ「真田丸」に合わせ「信州松代真田大博覧会2016」が催され、館内では特別企画展示「戦国の絆」を開催中。4つある展示ステージは3か月ごとに計3度に渡り大きく入れ替えられます。その1つ1つが時間をかけてじっくり観たくなる内容であり、今日も平日にも関わらず大勢の人が詰めかけていました。
[真田宝物館]
隣にある真田邸では新緑がまばゆい美しい庭園を観賞できました。九代藩主の義母の住まいとして建てられた城外御殿であり、江戸末期の御殿建築様式を伝える貴重な建物です。邸内は広く、一角ではNHK大河ドラマ「真田丸」の世界に浸れる展示もありました。
[真田邸]
真田宝物館と真田邸がある真田公園周辺、特に文武学校あたりには旧樋口家住宅などの古い建物もあり、当時の面影が感じられました。パンフレットには松代町を散策するモデルコースがいくつも紹介されており、真田家の菩提寺である長谷寺や象山記念館(佐久間象山)、国の重要文化財である旧横田家住宅などを歩いて1~3時間で巡ることができます。
[真田公園周辺]
[真田宝物館]
*場所 … 長野県松代町松代4-1
*開館時間 … 9:00~17:00(火曜日休館)
*入館料 … 一般600円、小中学生200円(駐車場無料)、3館共通券一般800円、小中学生300円(真田宝物館・真田邸・文武学校)
*特別企画展示「戦国の絆」は2016年1月17日(日)~12月12日(月)に開催