唐松岳/ 晴2019.10.11
唐松岳頂上山荘の裏手に出るルート(写真)は修復が進んでおらず、今年は通れないまま冬を迎えそうです。「いつも見てます。天気があまりにも良かったので、休暇を取って登りに来ちゃいました。」とお話くださったのは地元白馬村からのお2人。この後も眺望の良いところで何度かお会いしました。
[唐松岳への登山道・丸山ケルン~唐松岳頂上山荘]
高度感のある岩場を登って稜線へ向かう途中、振り返れば火打山、妙高山、焼山の頸城三山(写真左上)や戸隠連峰(写真中央)、雨飾山といった北信エリアの名峰がよく望めました。一帯はコース幅が狭くなりますが、所々に”ゆずりあいゾーン”が設けられているため、すれ違いの際のストレスはありません。
[唐松岳への登山道・丸山ケルン~唐松岳頂上山荘]
唐松岳頂上山荘~唐松岳山頂は、ハイマツの緑の中にザレたルートが伸びる景観が非常に良い区間。お会いした富山県からの4名様が「冬には HAKUBA VALLEY のスキー場によく滑りに来ています。Snownavi のゲレンデレポートも参考にさせてもらいます。」とお話くださいました。
[唐松岳への登山道・唐松岳頂上山荘~唐松岳山頂]
山頂では360度広がる絶景に恵まれました。眼前には立山や剱岳、遠くには槍・穂高連峰が望め、北西に目を向ければ糸魚川市とその先に広がる日本海(写真)までもがはっきりと確認できました。登頂した方々は口々に「今日(登って)来て良かった。」と話されていました。
[唐松岳山頂]
快晴が終日続いたこの日は、唐松岳頂上山荘の前でクッカーを使って食事を作る姿が目立ちました。カップラーメンやフリーズドライ食品といった定番ものから、鍋料理と思われる手の込んだ料理まであって、あたりにはいい香りが漂っていました。
[唐松岳頂上山荘]
[唐松岳]
*所在地 … 長野県北安曇郡白馬村、富山県黒部市
*登山口 … 八方池山荘
*下山 … 八方池山荘
※入山の際には必ず入山届けを管轄の警察へ提出し、経験のない方は必ずガイドと同行ください。初心者のみの入山は絶対にしないで下さい。
※装備 … バックパック、雨具、ダウンジャケット、タオル、着替え、ザックカバー、食糧、持病薬、手袋、サングラス、日焼け止め、携帯電話、軽アイゼン、ゲイター等