唐松岳/ 晴曇2018.07.22
麓は標高約750mの高原とはいえ真夏の暑さ。しかし、山上は空気が想像以上に爽やかで、丸山ケルンまではガスがかかったり解けたりしていたこともあって非常に快適でした。太陽が出続けるようになった丸山ケルンより上では、こまめに水分補給しながら進む登山者が目立ちました。
[唐松岳への登山道・丸山ケルン~唐松岳頂上山荘]
最後の急斜面を登り切ると眼前に立山連峰が広がりました。周りからはどっと歓声が上がり、登山の醍醐味が身に染みました。コマクサが咲いていないかと足元の草花を慎重に探しましたが見当たらず、開花時期はもう少し先かなと思いました。
[唐松岳への登山道・唐松岳頂上山荘]
代わりに…と言っては何ですが、イワギキョウが沢山咲いていて、唐松岳頂上山荘で休憩を取る前に多くの人がその美しさに足を止めていました。特に崖の隙間に顔を出す様子(写真)にレポーターは感動しました。
[唐松岳への登山道・唐松岳頂上山荘]
今回は唐松岳の頂上を目指さず、五竜岳方面へ。5分ほど進むと牛首と呼ばれる切り立った岩場になります。「これから五竜山荘に向かいますが、テントを背負っているのでフラつかないように気を付けます。」と声を掛けてくださる人もいました。
[唐松岳~五竜岳・牛首]
唐松岳頂上山荘まわりでは「ヤッホー」という大きな声が上がっていました。下る途中、丸山ケルンに着くまでにガスに入り、すれ違う人に「上もガスがかかっていますか。」と聞かれました。「いえ、上にガスはかかっていなくて、立山連峰もきれいに望めましたよ。」と答えると、「本当ですか!?元気が出ました、頑張って行ってきます!」と返してくださいました。
[唐松岳~五竜岳]
[唐松岳]
*所在地 … 長野県北安曇郡白馬村、富山県下新川郡宇奈月町
*登山口 … 八方池山荘
*下山 … 八方池山荘
※入山の際には必ず入山届けを管轄の警察へ提出し、経験のない方は必ずガイドと同行ください。初心者のみの入山は絶対にしないで下さい。
※装備 … バックパック、雨具、ダウンジャケット、タオル、着替え、ザックカバー、食糧、持病薬、手袋、サングラス、日焼け止め、携帯電話、軽アイゼン、ゲイター等