白馬大池 / 曇晴2017.07.15
早朝は晴れるも7時頃から曇りがちになりました。白馬大池への登山道には今も雪上を歩く箇所があり、特に白馬乗鞍岳の東斜面はまだ8割ほどが雪に埋もれています。30~40分の間スリップしやすい急斜面を登ることになるため、7月中旬とはいえアイゼンがあると安心です。
[白馬大池への登山道・白馬乗鞍岳東斜面]
その後も雲はどんどん沸きあがり、白馬乗鞍岳山頂付近まで来ても周囲はガスで真っ白…。しかし、白馬大池に続く緩やかな岩場を下っていると急に視界が開け、目の前に青い水面が広がりました。残雪と標高により風が冷たかったので、休憩中は襟付きのシャツを羽織りました。
[白馬大池]
11時過ぎまでの30分ほどの間、青空が見え、日が射すことがありました。6/22(木)のレポート時に比べると、水面を覆っていた雪の大半は融けてなくなり、北側の岸辺に少し残る程度に。今シーズンようやく目にすることのできた絶景に、何度もシャッターを切る登山客の姿が見られました。
[白馬大池]
白馬大池の周りでは高山植物が本格的に咲き始めました。特に白馬大池山荘の西側で群生していたハクサンイチゲ(写真)とハクサンコザクラは見応えあり。チングルマやアオノツガザクラ、ミヤマキンポウゲ等も咲いていました。
[白馬大池周辺]
栂池自然園から約2時間20分で白馬大池山荘に到着。ここから小蓮華山(2,766m)への登山道も雪上を歩いたり歩かなかったり、といったところです。さて、7/15(土)~8/13(日)の土日祝は栂池パノラマウェイが6時半から動き始め、後立山連峰の最高峰、白馬岳(2,932m)を目指す登山者で最も賑わう時期に入ります。
[白馬大池山荘]
[白馬大池]
*所在地 … 長野県北安曇郡小谷村
*登山口 … 栂池自然園
*下山 … 栂池自然園
※入山の際には必ず入山届けを管轄の警察へ提出し、経験のない方は必ずガイドと同行ください。初心者のみの入山は絶対にしないで下さい。
※装備 … バックパック、雨具、ダウンジャケット、タオル、着替え、ザックカバー、食糧、持病薬、手袋、サングラス、日焼け止め、携帯電話、軽アイゼン、ゲイター等