栂池自然園｜トレッキングレポート

栂池自然園 / 晴2017.06.16

6/7（水）に梅雨入りしましたが、白馬山麓では晴れの日が続いています。ゴンドラ山頂駅とロープウェイ山麓駅を結ぶ道沿いにはサンカヨウ（写真）が。白い花弁は非常に薄いため水に濡れると透き通り、また、日を浴びると繊細な色を放ちます。
[栂の森遊歩道]
モクモクとした雲は流れが速く、朝のうちは日光を遮る時もありました。しかし、太陽が高度を上げると強い陽射しが長らく栂池に届くようになりました。ロープウェイ沿いではオオシラビソなどの針葉樹の深い緑とタケカンバなどの広葉樹の新緑の間を残雪が埋めていました。
[栂池自然園・栂池ロープウェイ自然園駅]
園内のルートのほとんどは雪上ながら融雪は順調に進んでおり、各湿原では木道の一部が見え始めました。営業開始直後からマーカーの立て直しや除雪作業など、コースの安全確保に励む栂池ビジターセンターとボランティアのスタッフさんの姿がありました。
[栂池自然園・ミズバショウ湿原]
ワタスゲ湿原や浮島湿原では小さなホールがあちこちにできて、そこに雪解け水が溜まっていました。強い陽射しに照り返しもあって汗ばむ暑さでしたが、雪上を吹く風はひんやりとして心地よかったです。
[栂池自然園・浮島湿原]
始発のロープウェイの人影はまばら。一番乗りした展望湿原では雄大な北アルプスのパノラマを独り占めできました。折り返して下る11時頃になるとすれ違う来園者が増え、その中には、雪面が緩んで滑りやすいためストックを手に歩く人が目立ちました。
[栂池自然園・展望湿原]