針ノ木岳慎太郎祭 / 曇晴2017.06.05
6/4(日)に、白馬大雪渓、剱沢大雪渓と並ぶ日本三大雪渓の一つ、針ノ木大雪渓で日本の近代登山の先駆者である百瀬慎太郎の業績を讃え、山開きを兼ねた「第60回針ノ木岳慎太郎祭」が開催されました。扇沢駅から15分ほど歩いた登山口で7時20分から受付が始まりました。
[針ノ木岳登山口]
空には雲が多く、陽射しが遮られることが多かったです。また、この時期らしくない気温の低さで時々吹く風も冷たくて、肌寒いくらいでした。登山口から10分ほどで雪上を歩くことが多くなったものの雪面はよく締まり、アイゼンなしで大丈夫でした。
[針ノ木岳登山口~大沢小屋]
序盤ではニリンソウ、キジムシロ、スミレサイシン(写真)が花盛り。40分ほど登った大沢小屋付近ではムラサキヤシオツツジやオオカメノキが見頃でした。また、周囲の木々は清々しい新緑に包まれていました。
[針ノ木岳登山口]
大沢小屋から約15分で大雪渓に着きました。9時半頃から行われた神事の最中は小雨がパラつきましたが、その後登山隊長から注意事項の説明があり、10時から班分けの後アイゼンを付けて記念登山が始まると再び陽が射すようになりました。尚、記念登山に参加しない方は自然観察班として周囲を散策されました。
[針ノ木大雪渓]
さて、大町市では本日6/4(日)より「北アルプス国際芸術祭」が始まりました(※7/30迄、一般2,500円、高校生1,500円、小中学生500円)。「市街地エリア」「源流エリア」「仁科三湖エリア」「東山エリア」「ダムエリア」の5つにエリアを分けて、水、木、土、空をテーマにしたアートが飾られます。
[信濃大町駅]
[第60回 針ノ木岳慎太郎祭]
*場所 … 長野県大町市 針ノ木大雪渓
*開催日時 … 2017/6/4(日)
*受付 … 当日申込
*参加費 … 1人2,000円 保険料・記念バッジ・おしるこなど含む
*交通 … 扇沢駅周辺に無料駐車場あり