貞逸祭 / 曇晴2017.05.29
5/27(土)に「第51回貞逸祭」が行われ、北アルプス白馬連峰の登山シーズンが始まりました。早朝は曇天でしたが、アルプホルンの演奏と安全祈願祭が始まった8時15分には背後に白馬岳の稜線が見え始め、その後、清々しい青空が。530名に上った参加者が9時半頃から班に分かれて白馬大雪渓へと登り出しました。
[猿倉~御殿場]
今年は残雪が多く、序盤から雪上を歩くことがありました。昨日の雨と雪解け水により登山道に小川ができた箇所があったものの、整備された緩やかな坂道は概して快適。周囲の新緑が美しく、また、目線を上げると青空に映える白馬岳と小蓮華山を望めました。
[猿倉~御殿場]
道中、足元にはニリンソウやショウジョウバカマ、ミソガワソウ、シラネアオイ等が可愛らしい花をつけていました。残雪が多いことで、春の高山植物の見頃はまだしばらく続きそうです。沢にかかる木橋あたりからさらに残雪が増え、御殿場手前からはアイゼンをつけての本格的な雪上登山となりました。
[白馬大雪渓]
大雪渓に入ると照り返しも相まって日差しがさらに強く感じられました。ガイドさんの先導のもと猿倉から約1時間半で、除雪作業が進む白馬尻小屋に到着。白馬大雪渓では埼玉県からのお2人をはじめ、スキー・スノーボードを楽しむ姿が見られました。
[白馬大雪渓]
壮大なスケールの景色を楽しんでの昼食のあと下山。起点&終点の猿倉山荘では山ウドや山三つ葉、ふきのとう、ギボウシといった山菜料理や豚汁の振舞いがありました。また、白馬駅前の白馬ヤマトヤをはじめ、MILLET や mont-bell といったアウトドアショップがブースを出していました。
[猿倉山荘]
[第51回貞逸祭・白馬連峰開山祭]
*場所 … 長野県北安曇郡白馬村 猿倉(白馬岳登山口)
*開催日時 … 2017/5/27(土)
*受付 … 白馬村観光局まで事前に申込
*参加費 … 1,000円(税込、中学生以下無料) ガイド費、記念ピンバッチ、保険代含む
*交通 … JR白馬駅から猿倉までのシャトルバスは往復1,000円