栂池自然園 / 晴2016.10.30
前日から稜線で雪予報が出ており、奥穂高岳(3,190m)や槍ヶ岳(3,180m)の積雪が確認できたこともあって、今季初の雪景色に期待しながらゴンドラへ。ロープウェイ山頂駅を出たところから足元にはうっすら新雪が積もり、天狗原で雲上へ抜けると一面に凍てついた湿原が広がりました。
[白馬大池への登山道・天狗原]
湿った雪や、凍りついた木道や岩に足を取られないよう気を付けながら白馬乗鞍岳東斜面を登りあげると、妙高方面の稜線にも冬が訪れていたのが分かりました。特に火打山(2,462m)と焼山(2,400m)の白さが目立ちました。また、蓮華温泉に降りる沢や風吹岳につづく尾根には霧氷が見られました。
[白馬大池への登山道]
白馬大池周辺では風が非常に強かったので、岩陰に隠れるようにして休憩を取りました。麓からは見えなかった白馬岳(2,932m)の北面にも積雪が。山上では、降雪の具合や風の動き、気温変化など季節の移り変わりをはっきり感じることが出来ました。
[白馬大池]
また、ハイマツやケルンなどにできたエビの尻尾や、白い毛に生え変わったライチョウといった貴重な出会いに感動しました。「ちょっと前までは紅葉に目を奪われていたのに、あっという間だったね。」という登山者の声に、私を含めて居合わせた誰もがうなずきました。
[白馬乗鞍岳山頂]
午後に差し掛かると青空が。白馬乗鞍岳山頂(2,469m)では強い日差しと風の冷気が交互に攻めてきました。本格的な冬に向けて、スタッドレスタイヤ、ウェアやフェイスマスク、サングラスなどの準備もしなければと気がはやりました。
[白馬乗鞍岳山頂]
[栂池自然園 オープン内容]
*営業期間 … 2016/6/1(水)~10/31(月)
*営業時間 … 8:00~(10/31まで平日、土日祝とも)
*料金 … 栂池パノラマウェイ往復+入園料/大人3,600円、小人2,050円
→早割券で大人3,220円、小人1,820円!
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*当トレッキングレポートは天候や状況を見つつ週1~2回の更新となります。