乗鞍岳 / 曇晴2021.06.02
今季1回目の登山レポは”ほぼゲレンデレポート”です。夏の日本で天然雪で滑ろうと思えば月山、立山、乗鞍岳が主だったところですが、月山は関東、静岡・浜松、中京、近畿といった大都市圏から遠く、立山は交通費が嵩みます(※扇沢から往復9,470円)。そんな中、乗鞍岳は距離、費用ともに手頃な選択と言えます。
[乗鞍観光センター]
標高1,512mにある乗鞍観光センター(写真1枚目)から 乗鞍岳春山バス(※往復大人3,000円、小学生1,500円)に乗って、位ヶ原山荘前(写真の赤い屋根)へ。バスを降りたら、舗装された乗鞍エコーラインを約150m進んでまだ残雪に包まれた登山道に入りました。急登が続くため、最初からアイゼンを付けて歩きました。
[乗鞍エコーライン]
5/30(日)10時現在は、気温が+3.5℃と低く、断続的に強風が吹いていたこともあって寒さを感じました。南方に青空が覗く時間がありましたが、乗鞍岳の主峰の剣ヶ峰(標高3,026m)の頂は常に雲の中。尚、あたりで見られた人は8~9割がスキーヤーとスノーボーダーでした。
[乗鞍岳への登山道]
80分ほど歩いて乗鞍大雪渓下部(標高2,650m、写真)に着きました。現在の滑走可能区域は剣ヶ峰の北東の乗鞍大雪渓と富士見岳北東の富士見沢、鶴ヶ沢等。乗鞍岳春山バスは6/30(水)までですが、7/1(木)~10/31(日)は 乗鞍高原~乗鞍畳平シャトルバス が運行します。乗鞍大雪渓は毎年9月下旬頃まで滑走可能です。
[乗鞍大雪渓]
[乗鞍岳]
*所在地 … 長野県松本市、岐阜県高山市
*登山口 … 位ヶ原山荘
*下山 … 位ヶ原山荘
※入山の際には必ず入山届けを管轄の警察へ提出し、経験のない方は必ずガイドと同行ください。初心者のみの入山は絶対にしないで下さい。
※装備 … バックパック、雨具、ダウンジャケット、タオル、着替え、ザックカバー、食糧、持病薬、手袋、サングラス、日焼け止め、携帯電話、ゲイター等