小蓮華山 / 晴曇2019.08.04
全国123地点で猛暑日となった8/4(日)に、標高2,766mの小蓮華山を目指し栂池ロープウェイ山頂駅を出発しました。夏の装いの天狗原を抜けて取り付いた白馬乗鞍岳東斜面(写真)では、残りわずかになった雪の上を通って来た涼しい風に助けられ、岩稜歩きを楽しむことができました。
[白馬大池への登山道・白馬乗鞍岳東斜面]
9時台に白馬乗鞍岳(標高2,469m)と白馬大池を通過。この時間帯は快晴に恵まれ、眼前に広がる小蓮華山とその奥に見える後立山連峰の主峰・白馬岳(同2,932m)、深い碧をたたえた白馬大池に多くの人が感嘆の声を漏らしていました。
[白馬乗鞍岳山頂付近]
雷鳥坂を抜けて稜線に出ると、強風と共に南斜面から湧き上がる雲により、刻一刻と視界が変わりました。南に続く後立山連峰が隠れたのは残念でしたが、船越ノ頭の後のアップダウンが続く区間で風が身体を冷ましてくれたので、完全に真夏の暑さを忘れられました。
[船越ノ頭~小蓮華山山頂への登山道]
稜線上では、チシマギキョウ(写真)やチングルマ、ハクサンフウロ、ミヤマダイコンソウ等が過酷な環境で力強く咲いていました。栂池自然園から小蓮華山山頂までの一般的なコースタイムは約5時間半ですが、この日は30~40分ほど早く山頂に着きました。
[小蓮華山山頂付近]
「いつも見てます。」と声を掛けてくださったのは東京都八王子市からのお2人。長野県との県境、新潟県の最高峰である小蓮華山のピークを訪れた人のほとんどが、鉢ヶ岳から雪倉岳へと続く景色をバックに鉄剣との写真を撮っていました。
[小蓮華山山頂]
[小蓮華山]
*所在地 … 長野県北安曇郡小谷村、新潟県糸魚川市
*登山口 … 栂池自然園
*下山 … 栂池自然園
※入山の際には必ず入山届けを管轄の警察へ提出し、経験のない方は必ずガイドと同行ください。初心者のみの入山は絶対にしないで下さい。
※装備 … バックパック、雨具、タオル、着替え、ザックカバー、食糧、持病薬、手袋、サングラス、日焼け止め、携帯電話、軽アイゼン、ゲイター等