燕岳/ 曇2019.07.08
今季初の登山レポは燕岳(つばくろだけ、標高2,763m)への日帰り登山です。中房温泉口の駐車場は梅雨明け前のこの時期でさえ朝5時半には満車でした。稜線に出るまでの区間(合戦尾根)は北アルプス三大急登の1つですが、幸いにも今日7/6(土)は涼しかったことで4時間強の行程を思い通りのペースで登り切れました。
[燕岳への登山道・富士見ベンチ~合戦小屋]
松本市波田町産のスイカが有名な合戦小屋を超えたあたりから雲が眼下に広がるようになりました。時々槍ヶ岳の頂が姿を現し、また、稜線で待ち受ける眺望への期待も高まり、自然と足取りが軽くなりました。樹林帯を抜けると燕山荘までは1時間弱です。
[燕岳への登山道・合戦小屋~燕山荘]
燕山荘についた時にガスが切れて、北アルプスの女王、燕岳の美しい稜線が姿を現しました。また、雲が多い中360度の大パノラマ…とはいきませんでしたが、槍・穂高連峰や針ノ木~鹿島槍までの稜線を望める時間もありました。
[燕山荘]
今回の目的の1つであるコマクサ(写真)は「3~4分咲き」といったところ。高山植物は他にゴゼンタチバナやナナカマド、稜線付近ではハクサンイチゲやオオバキスミレなどが生き生きとした姿を見せてくれました。
[燕山荘~燕岳山頂]
燕山荘にバックパックを置いて軽装で山頂を目指しました。この一帯はイルカ岩やメガネ岩など、花崗岩の造形美が目を楽しませてくれます。山頂から見返す燕山荘から続く稜線(写真)が素晴らしかったですが、その先の大天井岳等の表銀座が一望できる日にまた訪れたいとも思いました。
[燕岳山頂]
[燕岳]
*所在地 … 長野県大町市、安曇野市
*登山口 … 中房温泉口
*下山 … 中房温泉口
※入山の際には必ず入山届けを管轄の警察へ提出し、経験のない方は必ずガイドと同行ください。初心者のみの入山は絶対にしないで下さい。
※装備 … バックパック、雨具、ダウンジャケット、タオル、着替え、ザックカバー、食糧、持病薬、手袋、サングラス、日焼け止め、携帯電話、軽アイゼン、ゲイター等